ペンキとは違う
外気は寒くもあり熱くもなる温度差の激しい環境であるから、外壁塗装の塗料は概ね弾性塗料である。簡単にいえば伸び縮みのある材質なのである。建物は熱せられると伸び、冷やされると縮む傾向がある。だから伸縮性の無い塗料だとひび割れが生じそこから雨露が忍びこんでくるのである。それを防御するために外壁の塗料は塗り替えを試みるのである。単純に汚いからだけではないのだ。外壁塗装には二通りの方法がある。吹きつけ塗料かローラーかけのどちらかだ。吹きつけは粘度の無い塗料をエアーコンプレッサーで建物に吹き付ける方法で、ローラーはどちらかと言えば粘度の高い粘り気のあるものをローラー刷毛でぬりつけていく手法だ。これはどちらがいいのではなく、建物の材質によって向き不向きが決定されるので、施主が決められる問題でもない。しかし色彩に関しては施主の意向を尊重するのが一般的である。
レインコートを着て雨に当たる
汚れは一般的な見解で実際は建物の耐用年数を延ばす効果が見込めるからだ。新築であれ塗装は施されているが、それが建材に対してか、建ててからの塗装かはケースバイケースであるとも、塗装が老朽化すると建物に雨風が侵入し建物を侵食していく恐れが懸念される。その防御として外壁塗装は行われているし、見た目のみすぼらしさを補うためでも塗装されているようだ。新品であっても塗装をしたものとしなかったものとでは建材に与える影響は大きく違ってくる。もちろん塗装をした方がいい建材が今ではほとんどである。レインコートを着て雨に当たるのと、それ以外で衣服への影響が違うように建物のレインコートである外壁塗装は必須なのである。しかし世間では美的感覚以外に重要視されていないところがあるのは致し方ないであろう。